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仕事は「自分らしさ」で楽しくなる

  • 2025/06/22

上司からの指示も多く、毎日やることが多くて休む暇もない。こんなはずじゃなかった。もっとやりたいことがあったのに・・・。

最近ではDXの浸透や在宅ワークの影響もあり、各職場で個人に対するタスク管理が厳密になってきました。私のいる営業の現場でも、GPSによる行動パターン分析を行い、AIが営業先の訪問スケジュールを組んでくるなど、業務効率化のための進化がすさまじいです。

上司であってもAIであっても、指示されることが多くなるとどうしてもやらされ感が増してしまいます。主体性を取り戻すためにはどうすればよいのでしょう。そういう時はジョブ・クラフティングの考え方を取り入れ、仕事の受け止め方を見直してはいかがでしょうか。

■ジョブ・クラフティングとは

ジョブ・クラフティングとは、2001年にアメリカのエイミー・レズネスキーとジェーン・ダットンが提唱した理論で、従業員が自発的に自分の仕事のやり方や内容、人との関わり方などを見直し、仕事に対する意味ややりがいを高めようとする行動や工夫のことです。日本の労働者894人に対する調査からも、ジョブ・クラフティングができる人は、ワークエンゲージメントが上がり、心理的ストレスが軽減されるという結果が得られています。

ジョブ・クラフティングには次のような3つの分類があります。

・業務クラフティング(仕事のやり方の工夫)

 (例)業務内容をリストアップし優先順位づけるする、週末に翌週のスケジュールを立てる、など

・関係性クラフティング(周囲との関わり方の工夫)

 (例)毎朝上司に仕事の進捗を報告する、先輩社員に積極的に相談する、同期の茶話会を企画する、など

・認知的クラフティング(考え方の工夫)

 (例)自分の仕事がどのように社会に貢献しているのかを考える、仕事をする意味を考える、など

今の状況を上記3つの視点で捉え直し、具体的な解決策を検討してみるのです。

■仕事×自分らしさ

ここで大事なことは、自分のできること、興味があること、過去の経験などを今の仕事に活かすという視点です。つまり、ジョブ・クラフティングとは、仕事に「自分らしさ」を加えるということです。今の仕事を自分風にアレンジしてみる。そうすることで、やらされ感は薄れ、自分が今の仕事をコントロールしているのだという有能感を高めることができるのです。

もし「自分らしさ」がわからないと感じる際には、まずは自分の強みや興味、好きなことなどを見つめ直してみましょう。「自分らしさ」に自信が持てるようになると、自然とジョブ・クラフティングができるようになると思います。

■最後に

「自分らしさ」がわからない、そんな時はキャリアの専門家に相談するのはいかがでしょうか。キャリアバディでは、様々な背景を持つキャリアの専門家が登録されています。無料プランやワンコインプランも多数あり、相談しやすい環境が用意されています。ぜひ相性の良い専門家を見つけてみてください。

ちなみに、私もキャリアコンサルタントとしてデビューまもないため、無料プランをご用意しています。お力になれそうなことがありましたら、お気軽にご相談ください。

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